さっそくですが、まずはこちらをご覧ください。
2275人ものフォロワーを誇る(2020年1月19日現在)インフルエンサーの ソリンドさん(@thor_ind)が非常に光栄なことに、ソリンドさんのツイートに対して僕(@okabeturedure)が引用リツイートしたものをさらにリツイートしてくださっています。
初心者のブロガーがツイッターを伸ばすコツの一つに、「インフルエンサーにうまく絡んでRTやいいねをしてもらいフォロワー数を増やす」というものがあります。
それを狙って、ソリンドさんのツイートを引用リツイートさせていただいたのですが、実はこの引用リツイートには『人を操る禁断の文章術』で学んだ文章術が実践されています。
なかなかインフルエンサーに反応をもらうというのは難しいですが、この本で学んだことを実践したところ容易にインフルエンサーの方にリツイートしてもらえました。
僕のフォロワー数は48人。あまりにも圧倒的すぎる差です。
普通であれば、僕の引用リツイートなんて見向きもされません。
しかし、「人を動かす7つのトリガー」の1つを利用することで、実際にリツイートしてもらえたのです。
ソリンドさんが優しかったからって説もありますが、優しさだけでリツイートしてたら”ソリンドさんは有益ツイートをする”という信頼性が作れないのでインフルエンサーにはなれません。
つまり、初心者ブロガーならこの本は読まなきゃ損です!!!
評価:3.5/5.0
この本からブロガーが得られるもの
・アフィリエイト商材を買ってもらえるように誘導できる
・タイトルから記事をクリックしてもらえるようにできる
・興味を引くツイートができるようになる
こんな人におすすめ
・初心者ブロガー
こんな人にはおすすめできない
セールスライティングやコピーライティングについて一通り勉強した人
人を動かす7つのトリガーとは?
さっそくですが、リツイートされたカラクリをご説明します。
この本では人を動かすための以下のような7つのトリガー、つまり引き金が紹介されています。
- 興味
- ホンネとタテマエ
- 悩み
- ソン・トク
- みんな一緒
- 認められたい
- あなただけの
僕が、今回ソリンドさんに対して使ったのは「認められたい」というトリガーです。
認められたいとは”承認欲求”のことで、人がこの世に生を受けた時から持ち続ける感情を指します。
ソリンドさんの承認欲求を利用するために、僕が「ソリンドさんのツイートのこんなところがすごい!」と引用リツイートすることでリツイートしてもらえたわけです。
余談ですが、僕の引用リツイートは、さらにソリンドさんによって引用リツイートされています。
これはマジですよ。
たしかに、本やnote・サロンとかも役に立ちます。僕も本は70冊以上買ってますし、noteも課金してますし、サロンも入っています。だけれど、成果を出したのは自分が手を動かしたからで、論理思考や忍耐力、継続力とかの方が大切ですね。これは断言してしまいます。 https://t.co/JAe4brU8CN— ソリンド@マナブさんとついに会った…🇹🇭 (@thor_ind) January 18, 2020
「認められたい」トリガーの凄まじさ、わかっていただけたでしょうか?
他の6項目のトリガーも同様に強力な効果を持っています。
「ソン・トク」トリガーであれば、「人は同じ量であれば得よりも損を重く感じる」というものをトリガーとして利用します。
つまり、”絶対に損したくないし、得したい”って感情を利用するってことですね。
これは行動経済学でノーベル賞を受賞したダニエル・カーネマン氏が行った実験でも示されているとおり、信頼性のある手法です。
実際、様々な企業が無料キャンペーンを活用して人の感情を揺さぶっています。
無料キャンペーンの響きに誘われて、まんまとサービスに登録したり、ものを購入した経験ありませんか?
あれはこの「ソン・トク」トリガーを利用していたわけです。
インフルエンサーもよく使います。
「有料note来週以降から値上げします」とか「コンサルティング無料キャンペーン中」とか、インフルエンサーなら誰でも知ってる手法です。
知らないのは初心者ブロガーだけ。
他の項目も一般的なインフルエンサーであれば常識なので知らなきゃ確実に損ですよ。
↑これもあなたに揺さぶりをかける文章です↑
書かない三原則は基礎固めに必須
記事の構成上仕方なく7つのトリガーを最初に説明しましたが、本当はこの項目を上に持ってこなければなりませんでした。
文章によって読者の感情を揺さぶり、行動へと導くための3つの土台を「書かない三原則」と著者のDaiGoさんは呼んでいます。
➀アレコレ書かない
➁きれいに書かない
➂自分で書かない
アレコレ書かない
アレコレ書かないとは、”自分が何を伝えたいのか”ではなく”文章を読んだ時に、相手にどんな行動をしてほしいか”を考えて書くことです。
つまりどういうことかというと、、、
僕が「人を動かす7つのトリガー」を説明する際に、もしもすべてのトリガーについて事細かに、理論的に、学術的に紹介していたらどう思いますか?
読者は読んでいて、飽きてブログから離れるでしょう。
それを避けるために僕はあえて、詳細な説明を省いて「7つのトリガーを勉強することが大事で、この本を読んでほしい」というスタンスの元、文章を書きました。
トリガーの効果について、わかりやすくそして実践的に書かれていて、この本を読まないと損だなって気持ちが少ししたと思います。
それが僕の狙いで、「アレコレ書かない」の意図するものです。
きれいに書かない
きれいな文章とは、見栄えをよくして体裁に気を使った文章のことです。
極端なたとえですが、メールをもらったときに、文章の構成が時候の挨拶にはじまり、畏まったメール内容、行儀の良い結びの言葉とかだと正直面白かったり興味を引くメールだと感じづらいですよね。
つまり「きれいに書かない」っていうのは、人の感情を動かすために相手の共感や興味を引くような文章にしろということです。
自分で書かない
これはブロガーの立場に言い換えれば、「自分が書きたい記事」ではなくて「読者に刺さる記事」を書け、ということです。
誰が読むのか、誰がどんな悩みを抱えているのか、その解消方法はどうしたらいいのか。
常に、相手の目線に立って文章を書くことが大事だと述べています。
この記事で言えば、僕が好き放題に『人を操る禁断の文章術』について感想を言ってもあまり記事を見てもらえないわけで、読者目線に立って”この本からどんなことを学べるか”について焦点を当てて書いています。
読者目線に立つ。ブログの基本中の基本ですね。
ゆえに、しっかりと固めておきたいところです。
5つのテクニックで実践しよう
- 書き出しはポジティブに
- 何度も繰り返す
- 話しかけるように書く
- 上げて、下げて、また上げる
- 追伸をつける
これらはすべて、すぐにでも使える感情を揺さぶる文章テクニックです。
初心者ブロガーにとって最大の悩みの一つは「何千字もの長い記事が書けない」ってことが挙げられると思います。
深刻な悩みですが、このテクニックのうち「話しかけるように書く」を使うと面白いほどすらすらと読者の記憶に残るような文章を書くことができます。
魔法のような話ですが、事実です。
人は文章よりも会話の方が内容を覚えやすいので、まず会話を作って、その会話を文章化して記事にすることで一気に読者の記憶に残る記事にすることができるのです。
分かりづらいと思うので例を見てみましょう。
これは超有名インフルエンサーであるマナブさん(@manabubannai)のブログ記事の引用です。
収益化のためのキラー記事なので、気合の入った文章が展開されています。
お値段は「14,800円」です
ぶっちゃけ、かなり安いと思います。 これくらいの金額なら、アフィリエイトのセルフバックで「秒速で回収」できますね。つまり、実質0円です。怪しい方法じゃないので、教材内で解説します。
そして、僕は過去に100冊以上の本を読み、1,000本以上の記事を書いてきました。 たぶん、ここまで経験を積んでいる人は、日本でも数少ないはず。僕もリスクを取りますので、実名&顔出し、そしてデータも出し、もし不満なら「いつでも全額返金」します。
https://manablog.org/blog-life-start/
何の変哲もない普通の文章に見えますが、これ会話のような文章に変換することが可能です。
A「値段は14800円。」
B「高くない?」
A「 ぶっちゃけ、かなり安いと思うよ。 これくらいの金額なら、アフィリエイトのセルフバックで「秒速で回収」できるから実質0円。」
B「 そんなの怪しいよ」
A「 怪しい方法じゃないから、教材内で解説するね。あと、僕は過去に100冊以上の本を読んで、1,000本以上の記事を書いてきたんだよね。」
B「えぇ、そんなに経験積んでる人、日本にはあんまりいないかも、、、」
A 「 僕もリスクを取るから、実名&顔出し、そしてデータも出し、もし不満ならいつでも全額返金するよ」
B「それなら安心!」
、とこんなように会話の文章にしっかり変換できました。結局これもインフルエンサーなら余裕で使う手法です。
しかも、気づきましたか?
この文章には「人を動かす7つのトリガー」で紹介した「ソン・トク」も盛り込まれています。
「もし不満ならいつでも全額返済する」ってところです。
うまーく、読者の「損したくない」って感情を揺さぶっています。さすがです。
まとめ
この本には、初心者ブロガーの知っておくべき文章術のエッセンスがかなり詰まっています。
今までセールスライティングについて勉強したことがなければ、目から鱗なテクニックが目白押しです。
というわけで初心者ブロガーにかなりおすすめできます。
さささっと読めちゃうので、とっつきやすくて最初の一冊に最適ですね。
この本をとっかかりに様々な本を読んでいくことをおすすめします。
最後になりましたが、ソリンドさん、勝手に実践例にツイートを使用していまい申し訳ありませんでした。
僕は必ずインフルエンサーになるので、インフルエンサーになったとき必ずこの無礼を還元いたします。お許しください。
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